商標登録で得られる3つのメリット

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商標登録で得られる3つのメリット

2017.03.29

商品やサービスにつけた商標を商標登録することにより、3つに大きなメリットを得ることができます。商標登録に二の足を踏んでいる方は、今回の記事を読むことで商標登録の必要性と重要性が理解できると思います。

商標登録すれば商標を半永久的に独占できる

商標登録の最大のメリットは、商標を独占できること。他の人や団体が同一または類似した名称を使うことが不可能となり、自分の商品やサービスの独自性が守られることになります。また商標には5年または10年の存続期間があり、更新することで、5年または10年の延長が可能となっています。つまり、特許庁より商標登録を受け、更新を繰り返していけば、商標を半永久的に独占することができるのです。

同一または類似した商標の使用を禁止できる

商標登録を行い、特許庁から与えられる商標権は独占排他的効力を有する強い権利です。具体的には、下記のような効力があります。

1.登録を受けている範囲と類似する範囲にまで権利行使をすることができます。
2.その登録商標の存在を知らなくても使用をしていれば侵害が成立します。
3.営業地域が異なる場合でも、侵害が成立します。
4.権利者がその商標を使用していなくとも、その商標権が存続している限りにおいて侵害が成立します。

同一または類似した商標が使用されていた場合、使用者がすでに商標登録済の商標であることを知らなくても、営業地域が全くバッティングしなくても、現在、商標権の所有者が商標を使用していなくても、商標の使用禁止を求めることができるのです。商標権侵害の認定は裁判所が行い、侵害が成立すると、商標が付している商品や看板の廃棄、金銭の賠償請求、謝罪広告の掲載命令などのペナルティが侵害者には下されます。

商標登録した商標を売り貸しで利益が得られる

意外と知られていませんが、商標登録で得られる商標権は土地や建物と同じ財産権に属します。そのため、マンションやアパートのように、商標権を他人に譲渡したり、使用許諾することが可能となっています。商標権を分割し、権利の一部の売り貸しも可能。商標権を有してれいば、他社に商標を使用した商品やサービスを展開させ、ライセンス契約による収入を得ることもできるのです。このように商標登録で得られるメリットは、とても大きなものです。商品やサービスに新たに商標を付けた場合には、商標登録を検討すべきと言えるでしょう。弊所でも商標登録に関するさまざまなご相談を受け付けております。商標登録でお困り、お悩みの方はぜひスカイ特許事務所までご連絡ください。